meg+art

megとartと気まぐれ
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | スポンサードリンク

「モーリス・ルイス 秘密の色相」展

 川村記念美術館にて、本日まで開催していた「モーリス・ルイス 秘密の色相」展へ行ってきました。

チラシ

遠いなー、いつ行こうかなー、と考えてるうちに最終日が近づいてきたため、

駆け込むように行ってきました。川村記念美術館。

やっぱり遠いんです。

移動時間は往復でおそらく4時間を越えます。

でも、美術館に到着するとその疲れはどこかへ行ってしまうから不思議です。

きれいで広いお庭と、美術館の建物を見ると着てよかったとつくづく思うものです。

川村記念美術館へは、リニューアルして初めてきました。

1階部分はほとんど変わっていません。

変わった点は、1階にロスコ・ルーム(今日は閉鎖されていた入れませんでした)、2階にニューマン・ルームができたことと、そして2階には新しくコレクション展示の部屋が2つできたことです。

特に2階のコレクション展示を見て、「川村記念美術館はこんな作品も持っているんだ」と感心しました。

フランク・ステラのコレクションがとても充実しています。

でも、それに従い企画展のスペースが小さくなってしまったように思います。

モーリス・ルイス展の出展作品はわずか15点。

もちろん1点1点が大きいというのもありますが、ルイスについてもっと知りたい!という気持ちが大きくなっていくのに、展示が少ない。図録も売り切れ。
フラストレーションがたまりそうです。

しかし、展示の構成はとてもわかりやすいものでした。

《ヴェール》シリーズ
移行期
《アンファールド》シリーズ
《ストライプ》シリーズ

作品を上記の4つにわけ、紹介しています。

チラシの作品は《ヴェール》シリーズの作品。

4シリーズとも、薄めた水彩絵の具をまっさらのキャンパスにしみこませる「ステイニング」の手法で制作されています。

(たまたまですが、先日まで目黒区美術館で開催されていた「丸山直文展―後ろの正面」丸山直文ステイニングを用いた作品を制作していました。
ステイニングならではの柔らかな雰囲気は、どちらの画家の作品にもありました。
しかし、両者の作品の作り出す空気はどこか違いますね。とても興味深いです。)

「絵画とは、キャンバスと絵の具で構成されている」

音声ガイドでこのようなルイスの言葉が紹介されていました。この言葉はとてもシンプルで、かつ全てを言い当てている、とてもすばらしい言葉だと思いました。

私が古典絵画ではなく現代の絵画が好きである理由も、もしかしたらこの言葉で説明できるのではないかと思えました。

絵画に描かれているものが、偉大な宗教画であろうとも、幻想的な風景画であろうとも、一見意味をなさないようなポロックやロスコのような抽象画であろうとも、

「それは所詮キャンバスと絵の具なんだよ」と。

ルイスの作品の前では、その絵に含まれる意味を考えるよりも、絵の具とキャンバスで構成された2次元の世界そのものの美しさを感じてください。

「抽象絵画は難しい」という思い込みは捨ててください。

ピカソポロックがわからないという人でも楽しめると思います。

まだまだ日本ではルイスに関する書物も展覧会も少ないですが、

所蔵している美術館は日本にも結構あるようです。

もし、お目にかかる機会があれば、是非。


meg




exhibition | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) | meg

スポンサーサイト

- | 23:19 | - | - | スポンサードリンク
COMMENT
POST A COMMENT









TRACKBACK URL
http://megplusart.jugem.jp/trackback/23
TRACKBACK
<< 「アンドリュー・ワイエス 創造への道程」展 | TOP | Dragon Ash / 繋がりSUNSET >>