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「アンドリュー・ワイエス 創造への道程」展

 Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催中の「アンドリュー・ワイエス 創造への道程」展へ行ってきました。

チラシ

ワイエスについては、今年の1月からフジテレビで放送されていた「あしたの、喜多善男」にて《クリスティーナの世界》がキー・アイテムとしてたびたび登場してきたので初めて知りました。

小西真奈美演じるヒロインがワイエスが好きという設定で、丘の上の「オルソン・ハウス」も劇中の空想シーンで登場していました。

今回の展覧会には残念ながら《クリスティーナの世界》は出品されていませんが、ワイエス作品は《クリスティーナの世界》だけを知っていた私にとって、とても新鮮でした。

展覧会の構成は

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というシンプルなもの。

ワイエスは、夏はメイン州オルソン家に滞在し、それ以外はペンシルヴェニア州の自宅にて制作活動をしていたようです。

自然や、何気ない日常生活をドラマチックに描く画家です。

この展覧会のすばらしいところの一つとして、彼の制作過程をわかりやすく展示しているという点があります。

ワイエスの制作は

鉛筆のスケッチ(あらゆる角度・構図・部分のものを制作)

構図の決定
水彩画の習作

テンペラ画

という3つの過程があります。この展覧会ではそれをきちんと観る事ができるのです。

スケッチの量にはとにかく驚きます。

スケッチでは同じ対象をまったく違う角度・構図で描いていきます。また、一つ一つの部分の詳細なスケッチも残っています。

したがって、水彩画になると習作と呼ぶにはもったいないくらいの完成度と力強さがあります。

また、彼は「何気ない日常の一コマ」を描く対象としています。

《クリスティーナの世界》も、手足の不自由なオルソン姉弟の姉クリスティーナが這いつくばって丘の上の家を目指している様子が描かれています。五体満足の私たちから見ると少し見慣れない風景ですが、彼女からすると「ごく日常のこと」なのです。

しかし、女性が這いつくばっている姿は、普通ならあまり絵画や写真になることはないでしょう。

女性の美しい瞬間とは言えないからです。私も必死で走っているところなどは誰にも見られたくはありません。

ところが、ワイエスはクリスティーナが誰の手も借りずに這いつくばって家へ戻っていく様を見て、彼女のたくましさと美しさを感じたのでしょう。そして、その行為に彼女らしさを見たのです。

「物事は単純であればあるほど、複雑さを増す」

ワイエスはこんな言葉を残しているそうです。

その言葉の通り、彼の絵はシンプルなようでありながら色々なことが込められています。

とてもお勧めの展覧会です。


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