2009.12.05 Saturday
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2008.09.28 Sunday
東京都現代美術館にて、本日まで開催されていた「パラレル・ワールド もうひとつの世界」展へ行ってきました。
今回もまた滑り込むように観てきました。
会場に入ったのは17時。閉館の1時間前です。
これはすごい悪い癖。治したいけど、なかなか治らない。
清澄白河、ちょっと遠いからね。駅からも歩くしね。夜間開館やってないから会社の帰りに行くっていう事もできないし・・・
でも、歩くのは実は好きです。時間に追われていない時は。
今日も歩いていて、陽の沈むのが早くなったなーとか、寒いなーとか、いろいろな自然の変化が感じられてよかったです。
で、本題の展覧会。
1・B1Fは同時開催の「スタジオジブリ・レイアウト展」で、こちらは相変わらず大人気でした。
1Fの吹き抜けを上の階から覗いてみると、特設のグッズ売り場に長蛇の列が。
「パラレル・ワールド もう一つの世界」は2・3Fでひっそりと?やっていました。
この展覧会は、フランスのアーティスト、ユーグ・レプが自らキュレーターを務めています。
出展作家は以下の通り。ユーグ・レプと彼が共感した日仏の10人のアーティストが選ばれています。
ユーグ・レプ
ミシェル・ブラジー
フランソワ・キュルレ
ロラン・フレクスナー
ダニエル・ギヨネ
ジャック・ジュリアン
マチュー・メルシエ
アラン・セシャス
内藤礼
名和晃平
曽根裕
パラレル・ワールド、といわれると何を思い浮かべますか?
私は、ぼんやりといろいろなものが浮かんできて、特にこれ!というものは出てきませんでした。
でも、それでいいみたいです。
―ただし、この展覧会は何かを証明しようとしているわけではない。むしろ、マルセル・デュシャンが言っているように、「鑑賞者が絵画をつくる」機会なんだ。僕は、自分自身の作品と他の作家たちの作品をつかって手がかりを提案する。そしてみる人それぞれが自分の物語を構築する。楽しんでください! ―ユーグ・レプ
これは、入り口で配られた"Invitation to Parallel Worlds from Hugues Reip"と書かれている紙に書いてあった言葉です。
この紙を軽く読みながら、まずは2Fを観て、さらにエスカレーターで3Fまで上がると、まず目にはいるのはチラシやポスターで使われている、ユーグ・レプの《エデン》が。
小さい女の子ならきっとワクワクしてしまうような、そんな作品です。
私も少し、ワクワクしました。(笑)
自分の背丈と同じくらいの花。
ユーグ・レプの作品はおそらく初めてですが、
「感覚」で楽しめるアーティストだな、とすぐに魅了されてしまいました。
最初の1室は全てユーグ・レプ。隣の廊下の映像作品2点も彼のものです。
私は映像作品ってどうしても好き嫌いが大きくて、
興味があれば最後まで観るし、無ければすぐにやめてしまう。
でも彼の作品には何か「魅力」があって、いつまでも観れそうでした。
(閉館時間が迫っていたので泣く泣く途中で切り上げましたが・・・)
ユーグ・レプの作品はどれもステキでした。
「パラレル・ワールド」を少し垣間見れたような、そんな作品たちでした。
あと気に入ったのは、ミシェル・ブラジー、フランソワ・キュルレの作品。
こういうのが横浜トリエンナーレでも見たかったなーなんて思ったり。
「美術館」のような場所にわざわざ足を運ぶ理由、
私は「鑑賞」「共有」「体感」だと思っています。
なので、こういう「体感」できる作品はすごく好きです。
そういう意味でいうと、最後の名和晃平さんの剥製の作品もとても好きです。
あの空間で、あの「匂い」のなかであの作品を観る。
個人的には、用意してあったスリッパもとても興味深かったです。(笑)
全体的にとてもよい企画展でした。
ただ、映像作品の設置場所に難アリ、です・・・。
通路になる場所にばかり映像作品を置くから、
ちゃんと映像が観れないんです。ポジション争いが大変です。
せっかく大きい美術館なんだから、もっときちんとした空間で観れたらよかったのに。
ジブリ展と同時開催だから仕方がないのでしょうか・・・
でも展覧会自体はすばらしかったです。
近いうちに、またこれらのアーティストの作品が観れたらいいなぁ。
meg
P.S.
今回のカタログならぬ「コンセプト・ブック」はシルバーの表紙でとてもかっこいいです。
特別協賛にagnes bが入っているからでしょうか?
読むと指紋が付きそうで、緊張します・・・
2009.12.05 Saturday
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東京都現代美術館(江東区三好4-1-1)
「パラレル・ワールド もう一つの世界」
7/26-9/28
日仏の現代美術シーンを代表する実力派が揃います。(ちらしより引用。)東京都現代美術館で開催中の「パラレル・ワールド」へ行ってきました。
出品作家は以下の通りです